畑へ行って、昼ご飯、いつもの一番札所前の”まなの”のうどん屋さん毎日食べても本当に美味しいと思います。帰り、用があって家内の里に寄ってみました。豆畑の豆の状況も見る。まあまあの生育だった。里へ寄ると、庭先に”むしろ”にお茶を干してあった。寒茶です。県南にも寒茶があります。また、上勝町にも寒茶があったように思います。これは、番茶です。夏の番茶は土用茶といいます。5月の新茶をそのまんま3カ月熟成させて木からむしり取ります。土用の暑い時期に摘み取り”せいろ”で蒸してむしろに干し手で揉みます。汁が出るほど茶の状態が良くなるといいます。これを現在の製茶機械での方法では柔捻といいます。いわゆる柔らかくします。そして、土用の暑さでカラカラに干します。土用茶。そして寒風にさらしてからからに干します。これが、寒茶です。ことしの寒茶は、9月の生育期に雨がなかったので収量が少ないとのことです。なお、相生の番茶は樽に漬け込み熟成させたもので、いわゆる醗酵茶です。現在では、希少価値があり、日本茶よりは、ずっと高いです。非常にすばらしい農村の文化と思います。家に帰りますと、あちらこちらで戴いた”ゆず”で今日は冬至、ゆず湯に入りました。
(写真:むしろに干した寒茶、庭に干した寒茶と年老いて元気な義母、茶の木(在来種)そして、ゆず湯)
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