2010年3月13日土曜日

蚕糸の思い出を語る会

 この会が開催されました。県にいましたとき蚕糸業関係にも在籍したこともあり案内があり出席しました。JR鴨島駅の裏にありますセントラルホテル鴨島が会場です。昭和の初期から本県にも阿波藍が衰退した後、桑が植えられ養蚕が隆盛を極めました。戦後、鴨島には、筒井製糸ほか片倉製糸など県内に大小含めて20余りの製糸工場がありました。社会科の本の地図には、桑畑の記号が県内のいたるところに載っていましたことを覚えています。その後、昭和の50年以後、着物を着る人が極めてまれとなり蚕糸業は衰退の一途をたどりました。あわせて、中国からの安価な絹が輸入され、昨年、蚕糸業は全国的に閉鎖することとなりました。そこで、筒井製糸の社長ほか各業界の有志が発起人となり”思い出を語る会”が開催される運びとなりました。会場は、筒井製糸の経営するホテルです。80名近くの方々が出席しました。県関係のなつかしい先輩や後輩がたくさん出席し、いい雰囲気で会が閉められました。


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